ペーパーレス化により、
承認プロセスや紙による手間を効率化。
工場間の移動時間や勤務時間を現場ごとに集計できています

西山製麺株式会社

西山製麺株式会社

  • クロノスPerformance
  • クロッシオン

創業1953年。1955年に西山製麺の創業者「西山孝之」は、誰が食べても美味しいラーメンを追求し、「多加水熟成製法」「卵入りラーメン」「縮れ麺」を完成させました。
その後、業務用ラーメンを中心に様々な麺類や御土産セットの製造と販売を行い、1983年から海外貿易を開始、2025年には35の国と地域に商品を届けています。
また、1987年からは札幌市の小学3年生の社会科授業の受入を開始し、毎年13000人以上の子供達に食文化を伝えています。これからも国内外に向けて食の魅力を発信していきます。

  • 課題

    • 目を凝らしながらの照合作業が発生
    • 紙による申請で非効率な運用が顕著に
  • 導入のきっかけ

    • システム化により工場間の移動時間や在所時間を自動で集計
  • 効果

    • 完全ペーパーレス化とリアルタイムの確認を実現
    • 工数の単価計算を自動化しながら、在席確認もシームレスに把握

今回、打刻から申請までの紙運用から脱却し、製造業特有の特殊な勤務形態にも対応しながらシステムによる効率化を図ることを目的に導入した勤怠管理システム「クロノスPerformanceクラウド」と「クロッシオン」によって、ペーパーレス化と勤怠データの自動集計から入退出記録表のシステム化を実現、リアルタイムの状況把握で、承認プロセスの効率化にもつながったという西山製麵様にお話を伺いました。

課題

目を凝らしながらの照合作業が発生

導入前の打刻方法は紙のタイムカードを使用し、出退勤データを勤怠集計システムへ通信連携させ、集計を行っていました。
しかし、システム化されているにもかかわらず、目視による確認作業で紙との照合作業が都度必要になるなど、アナログ処理の対応が必要で非常に手間がかかっていました。
具体的には、時間外労働の管理においてシステム上での自動集計が行えず、従業員は退勤申請を上長へ提出し、それを上長がシステムに手入力するという運用で、締め日になると管理側が入力されたデータを再度目視で確認する必要があり、ヒューマンエラーの発生やデータの漏れなど、目を凝らしながら照合作業を進めるといった状態でした。
また、オンプレミスでの運用だったため、管理職が部下の勤怠状況をリアルタイムで確認することができないことや、勤怠データを閲覧し管理できるのはライセンスを付与された5名のみと制限のあったことから、効率的な勤怠管理が行えているとは言えませんでした。
ライセンスの制限がある中で、システム化を進めても一定の手作業は避けられないものだと考え、運用方法を見直すことなく長年引き継がれていました。

紙による申請で非効率な運用が顕著に

申請については従業員が申請を行い、上長が承認し、管理側が自動反映された内容を確認するという管理しやすいフローを構築するべきでしたが、ライセンス数の制限もある中で申請まで手を付けることが難しく、基本的にすべて紙ベースでの運用となっていました。
上長がシステムへ承認内容を入力した後に管理側へ郵送するという手順でしたが、紙での運用であるがゆえに提出が滞ることも多く、スムーズな処理は難しかったです。
有休に限らず時間外労働や代休、代休振替の管理にも同様の手間が発生しており、全体的に非効率な運用が続いていました。
集計はシステム化されていたものの都度手作業が発生していたことや、打刻から申請など紙ベースの運用が多くなっていたこと、クラウドを活用した仕組みが構築されていないことを大きな課題として認識していました。

導入のきっかけ

システム化により工場間の移動時間や勤務時間を自動で集計

はじめは現行の勤怠管理システムの保守が終了し、システムの切り替えまたはアップグレードが必須となったことを受け、切り替えというかたちで検討を行いました。
いくつかの勤怠管理システムを比較した中で、製造業特有の勤怠集計にも対応でき、「クロノスPerformance」の場所別管理オプションを活用すれば、工場間の移動時間や勤務時間を現場ごとに集計できる機能が他社のシステムと比べて特に魅力的で、当社が抱えていた課題や求める条件に最もマッチしました。
また、サーバーメンテナンスの負担を軽減するためクラウド化を推進させる目的や、管理側の担当者が部署異動となったこと、従業員が自身の勤怠を正しく把握できるように環境を構築するといった会社全体の動きと勤怠管理の見直しが進み、クロノスの導入を決定しました。

効果

西山製麺様 工場での打刻の様子
西山製麺様 工場での打刻の様子

完全ペーパーレス化とリアルタイムの確認を実現

クロノスの導入後、まず打刻については手のひら認証とWeb打刻を活用していますが、生体認証やWebによってICカードなど何も持たずにスムーズに打刻できる点は、非常に便利です。
各申請はシステムに慣れていない従業員も多い中、今では「クロッシオン」のタイムカード画面から行っていますが、申請書のペーパーレス化によって各自がリアルタイムで勤務状況を把握できるようになり、申請書の紛失や管理側に届かないといったリスクの解消や、紙による煩雑さが改善できていると感じています。
また、これまでは有休残数などをリアルタイムで確認できず、給与明細での確認や管理側への問い合わせが必要でしたが、タイムカード画面から残業時間や有休残数をかんたんに確認できる環境が整い、従業員から「有休残数をリアルタイムで確認できて便利」という声も届くようになりました。さらに、システムの切り替えと同時にオンプレミスからクラウドへ移行しサーバーレス化を実現したことで、スマートフォンからのアクセスが可能になったことや、承認プロセスの効率化にもつながりました。

工数の単価計算を自動化しながら、在席確認もシームレスに把握

当社はシフト制に近い勤務形態を採用していますが、「クロノスPerformance」で休暇日数の不足や超過についてアラートを設定し、従業員への注意喚起に活用できる点も便利です。
5日間の休暇取得義務の対応も、アラート状況一覧としてPDFで出力し、各部署へ通達できるようになりました。
特に「クロノスPerformance」では、場所別管理オプションで現場ごとの勤務時間を集計できるため、工数の単価計算が可能になり、システムを通じて今後の業務改善にも生かせていることは効果として大きいです。
この部分をシステム化することで、連携している「クロッシオン」から誰がどの現場で作業しているかを在籍一覧から確認できるようになり、特定の従業員を選択して確認することも可能で、情報をスムーズに把握できています。
長年続いていた紙運用からの移行により、従業員の定着には苦労した部分もありましたが、入退出記録表に記入するアナログ運用をこの先も継続するわけにはいきません。そこで、場所別管理オプションを導入し、ペーパーレス化を図ったことで、DX促進の面でも良いきっかけになったと思います。
今では全体的な業務効率化が進み、これまで3人で行っていた勤怠管理業務を1人で対応できるようになったため、今後は変形労働制への取り組みもクロノスで徹底しながら、より効率化された仕組みで運用していきたいと考えています。

導入前

導入前

導入後

導入後

クロノスから西山製麺様へ

札幌営業所 – 営業担当コメント

日頃より弊社製品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
私自身ラーメン愛好家ですので、西山製麺様の勤怠管理に関する課題解決をお手伝いさせていただき、大変光栄に存じます。
クロノスの機能を細部までフル活用いただいているご担当者様には頭が下がる思いでございます。あらためて、心より御礼申し上げます。
今後も貴社のお役に立てるよう精進してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

取材担当コメント

取材では貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
場所別管理オプションの活用により、現場ごとの管理がさらに効率化されたとのお声や、導入後には製造業特有の勤怠集計にも対応できるようになったというお話を伺い、大変嬉しく感じております。
今後もしっかりとサポートさせていただきながら、より良い製品の提供とアップグレードに努めて参りますので、引き続きご愛顧いただけますと幸いです。

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