オンプレミスからクラウドへ移行、環境に合わせた打刻方法で
リアルタイムの状況把握がもたらす業務効率化を
実感しています

株式会社まる天

株式会社まる天

  • 業種 製造業
  • 社員数 211人(2024年4月時点)
  • 住所 〒619-0609
    三重県伊勢市二見町茶屋101
  • Web https://www.marutenn.co.jp/
  • クロノスPerformance
  • クロッシオン
  • テレタイムシリーズ

温暖で穏やかな気候、美しい海と豊かな緑に恵まれた伊勢志摩は、古くから『美し国』「日本書紀」でも「可怜国(うましくに)」とたたえられた場所です。
弊社はあまたの山海の恩恵をあずかるこの場所で、新鮮な魚介類を用いて当地方の名産づくりに取り組んできました。
「本当においしいものを作りたい」という思いから生まれたのが磯揚げ「まる天」です。
商品を一番美味しい状態で召し上がっていただくために店頭では実演販売にこだわり揚げたてを提供させていただいております。
弊社の看板商品たこ棒やチーズ棒は片手で気軽に食べられるということで全国各地の観光地やサービスエリアでご好評いただいております。
現状に満足せず「さらなる美味しさ」を追及し、誠心誠意努力する所存でございます。

  • 課題

    • 初期導入前のアナログ管理では課題が浮き彫りに
    • 通信回線の影響でスムーズな対応が困難に
  • 導入のきっかけ

    • 補助金と保守サポート終了がクラウド移行の決め手に
  • 効果

    • 店舗ごとに最適な打刻方法を取り入れ効率的に運用
    • 集計項目を従業員と管理側双方で把握し、勤務状況を見える化
    • クラウド移行で社内ルールを見直すきっかけに

今回、オンプレミス運用で抱えていた課題を解決しながら業務負担を軽減させ、より効率的な管理を行うことを目的に導入した勤怠管理システム「クロノスPerformance」と「クロッシオン」、「タイムレコーダー」によって、店舗や現場環境に合わせた打刻方法で効率的に管理、クラウド移行でリアルタイムに情報把握をすることで、臨機応変にスピード対応できるようになったという、まる天様にお話を伺いました。

課題

初期導入前のアナログ管理では課題が浮き彫りに

クロノスを導入して約10年が経ちますが、導入前はICカードでの打刻を行い、店舗ごとに打刻機を設置する必要があったため、コスト面でも負担が大きい状況でした。
また、各申請は紙ベースの運用を行っていたことで情報が管理側へ届くまでも時間を要し、必要な情報を迅速に処理できないことも多く、一部の業務がアナログ管理に依存していた影響で、締め日が近づくと処理が立て込み、紙の利用や保管場所にもコストがかかるなど、多くの面で効率化の必要性を感じていました。

通信回線の影響でスムーズな対応が困難に

初期導入前の課題を経て旧クロノス製品を導入し、これまで運用してきましたが、オンプレミスでの運用だったため一台のPCにシステムをインストールし、各PCから操作している状態でした。
さらに、旧クロノス製品を使用していた時代は、一部の店舗で回線が引けず、電話回線をベースに通信を行っていたため、通信の不安定さが頻発していました。
この影響で「特定の店舗は通信状況が悪い」といった声が管理側から上がることもあり、特に締め日が重なるタイミングでは、データを揃えるのに手間がかかるなど運用上の課題を抱えていました。
PCの故障リスクを回避し、安全かつ効率的な運用を実現するため、オンプレミスからクラウドへの移行を検討し、通信環境の整備が必要だと感じていました。

導入のきっかけ

補助金と保守サポート終了がクラウド移行の決め手に

アナログ管理から始まり、オンプレミスの旧クロノス製品を導入して運用してきましたが、現在はクラウドへ移行ました。
クラウド移行のきっかけとして、旧製品の保守サポート終了が大きな理由のひとつでしたが、それに加えて、補助金の募集期間や申請のタイミングが重なったことも決定を後押しする大きな要因となりました。
勤怠管理システムのさまざまな選択肢はありますが、旧クロノス製品を通じて長年安定した運用ができていたため、他のシステムへの切り替えを検討することもなく、引き続きクロノスを利用しつつ、クラウド化による業務効率を進めることで、スムーズな運用を実現したいと考えていました。

効果

店舗ごとに最適な打刻方法を取り入れ効率的に運用

クラウドへの移行から約一年が経過し、店舗ごとに最適な打刻方法を取り入れて運用していますが、現在はタイムレコーダー、PC、Web、アプリ打刻といった複数の方法を組み合わせ、店舗の環境に合わせながら場所を取ることなく様々な面でのコストを削減できています。
この環境に合わせた打刻方法が選択できる点は非常に助かっていて、内勤者はPCから打刻を行い、外勤者はWeb打刻でスマートフォンから外出先でもかんたんに打刻できるようになったこと、店舗にPCを設置できない場合はiPadを使ったアプリ打刻を導入し、他の店舗や従業員と同じ打刻方法で運用できるようになりました。
特に、Webやスマートフォンから打刻ができるため、管理側では部門長など上長の承認を得た情報としてリアルタイムに把握できるため、確認作業がスムーズです。
また、工場など現場特有の大人数が勤務する場所では、耐久性のあるタイムレコーダーを設置し、安心して運用できる体制を整えています。
店舗ごとの環境や従業員の働き方に合わせた運用を定着させることで、出退勤の記録を効率的に管理し、万が一データに抜けが生じても「クロノスPerformance」からかんたんに修正できるため、臨機応変に管理しつつスピード対応できるようになりました。

【お話を伺った方】総務部 ご担当者様
【お話を伺った方】総務部 ご担当者様

集計項目を従業員と管理側双方で把握し、勤務状況を見える化

申請まわりでは「クロッシオン」のタイムカード機能を使い、打刻時間の修正や有休の申請を行っています。
管理側が一括で担っていた修正作業も各部門担当に「クロッシオン」の権限を与えることで、従業員のデータに不備があった場合でも迅速に修正できるため、現場レベルでの認識合わせができるようになり、管理側で操作する「クロノスPerformance」と「クロッシオン」が連携していることで、管理側の業務負担も軽減されました。
また、タイムカード機能の下部に集計項目を表示できるため現場での情報が把握しやすく、便利な機能として活用しています。
集計項目はカスタマイズができ、部門長から「この情報を見られるようにしてほしい」といった要望も上がるため、従業員の勤怠に対する意識も自然と高まっているのではないかと感じています。
クラウドに移行してからは、ほぼリアルタイムで情報が把握できるようになり、これまで管理側のみでしか確認できなかった情報も、一部のデータを従業員からも確認できるようになったことで勤務状況の見える化にも繋がっています。

クラウド移行で社内ルールを見直すきっかけに

「クロノスPerformance」の導入により、現場ごとに異なる集計方法もわかりやすく管理できるようになりました。当社の運用方法が複雑化していたことから、本稼働までに少し時間を要しましたが、導入時に細かくヒアリングをしてもらい適切な設定を行っていただいたおかげで、スムーズに本稼働を開始できました。
また、これまで把握しづらかった部分が明確になったことで、時間外労働の集計方法や管理方法そのものを見直すきっかけにも繋がりました。
長年踏襲され続けてきた運用も、見直しの機会がないとなかなかタイミングを逃してしまうためシステム移行がきっかけとなって改めて社内ルールを見直すことができたと感じています。
オンプレミスで運用していた時期に比べて、クラウド移行後はデータ処理や締め作業にかかる業務負担が軽減されたため、各店舗を管理する営業担当者や勤怠管理担当者の手間も削減され、社内全体の効率化を進めることができました。

導入前

導入前

導入後

導入後

クロノスからまる天様へ

名古屋営業所 – 営業担当コメント

弊社の初期ソフトウェア「就業管理たんぽぽ」のご導入から10年以上ご愛顧いただき、心より感謝申し上げます。
この度オンプレミス環境からクラウド環境にしていただいたことで、店舗毎の最適な打刻方法の組み合わせや各種紙申請のWeb化など、より便利にご利用いただけること大変嬉しく存じます。
これから先も安心して弊社製品をご利用いただけるよう、精進してまいりますのでよろしくお願い申し上げます。

経営企画室 – 取材担当コメント

取材では貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
変形労働制や複雑な勤怠管理にも柔軟に対応できるようになったこと、そして「一言では表しきれない」というお言葉が特に印象的で、大変嬉しく感じながらお話を伺っておりました。
今後もしっかりとサポートさせていただきながら、より良い製品の提供とアップグレードに努めて参りますので、引き続きご愛顧いただけますと幸いです。

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